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みやざきLFP会員と第一線の講師が検討する 販路から考える「売れる商品と価格」
宮崎県が推進する「みやざきLFP」では、令和8年10月9日、販路から考える「売れる商品と価格」をテーマに勉強会を開催しました。生産者、食品関連事業者、支援機関等が、売場を起点とした商品開発と価格・原価設計について第一線で活躍する講師3名から学びを得ました。
■ 良い商品でも、売場と価格が合わなければ続かない
地域の商品開発では、小ロットで製造を始めた結果、原価が割高になり、想定する売場の価格帯を超えてしまうことがあります。また、販路を広げると販売手数料や物流費が増え、売れても利益が残らない場合があります。こうした問題を避けるためには、商品完成後に販路を探すのではなく、企画段階から「誰に、どこで、いくらで売るか」を考える必要があります。
■ 売場と商品開発、双方の視点から解決策を検討
宮崎空港ビル株式会社の藤本誠一氏からは、宮崎空港の土産物売場を例に、お客様がお土産を選ぶ理由や、売場が扱いたい商品の考え方が紹介されました。地域性、贈る場面、価格の違いを説明できるストーリーなど、商品以外の価値も選ばれる理由になります。
全国LFP+の地域連携推進コーディネーターでもある株式会社エガイテの近藤航氏からは、販路ごとの流通マージンを踏まえた原価設計や、商品の価値を顧客へ伝えるブランド・デザインの役割について説明がありました。
■ 地域の商品開発に共通する課題を実践知へ
意見交換では、全国LFP+の地域連携推進コーディネーターとして、みやざきLFPの実情に詳しい、株式会社アール・ピー・アイの佐藤 孝弘 氏が司会をつとめ、みやざきLFP会員が直面している課題から、販売手数料、小ロット製造、包装資材の高騰、地域特産品のターゲット設定をみやざきLFP会員と講師で検討しました。
価格面の対応は、売れる価格から原価を見直す、高くても選ばれる理由をつくる、価値を評価する別の販路を探す、という意見が出されました。また、一般小売だけでなく、産地名や素材価値をメニューに反映できる飲食店、ホテル等の業務用販路も選択肢として挙げられました。
今後のみやざきLFPは、地域資源の価値を理解し、加工、販売、ブランディング等で連携いただける事業者との出会いと、持続可能な食ビジネスの創出を引き続きつなげていきます。